2018年09月04日
四国八十八ヶ所お遍路
四国30番札所 善楽寺 阿弥陀如来
弘法大師が別当寺として創建されました
明治時代の廃仏毀釈にほんろうされた二つのお寺で
子宝祈願のお寺としても知られています
四天王も空海の伝法灌頂を応援しました
日本からやってきた若い留学僧が、わずか三ヶ月で
金剛界 胎蔵界の灌頂を受けただけでなく
阿闍梨の指導者の位まで授けられました
これは大抜擢どころの話ではなく、普通に考えれば
理不尽極まりない話でした。恵果のもとには多くの
修行者がいて、何年も灌頂を受けるのを待ち続けてい
ました。 当然不満の声も持ち上がり
恵果に抗議した弟子の珍賀がいました。門下できちん
と密教を学んでいないものに伝法灌頂を授けるとは
何事かと言うものでした。 ところが不思議なことに
翌日になると珍賀は抗議を取り下げました
聞けばなんでも、夢に四天王(持国天、増長天、
広目天、多聞天) が現れて、激しく責め立てられたと言います
珍賀は素直に格の違いを認め、空海に自らの不心得を謝罪しました。
Posted by SEIDO at 16:35
│四国88霊場逆打ち